30代家族持ちサラリーマンの資産形成

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eMAXIS Slimシリーズ 迷ったらどれ選ぶ? 米国株式 先進国株式 全世界株式 

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今回はインデックス投資の中で、eMAXIS Slimシリーズの米国株式、先進国株式、全世界株式こういったファンド名を聞いたことがあると思います。
ファンドのチャートを見ると一緒の値動きをしているので、どれを買うのが良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。

というわけで、今回はこういう人はこのファンドを選べばいいのではないか、という記事になります。

 パフォーマンス比較

まずはパフォーマンスを見てみましょう。

今回見ていくのは下記です。

  • eMAXIS Slim米国株式
  • eMAXIS Slim先進国株式
  • eMAXIS Slim全世界株式
  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

 

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このグラフは2019年1月4日から2019年12月25日までの期間で、それぞれのファンドが
1月4日に100Pからスタートしたとしてみています。
どれもほとんど同じような値動きをすることからどれを選ぶのがいいんだろう?と悩む方もいるんではないでしょうか。

投資判断について

投資判断をするときはリスクの許容度だったり投資の目的や目標に沿うよなものに一番近いものはどれかな?という視点になります。
これだけだとなかなか決めることが難しいと思うので具体的にそれぞれのファンド中身を見ていきましょう。

4ファンドの特徴

 eMAXIS Slim米国株式

対象インデックスはS&P500。
組入上位銘柄は下図の通りです。
この上位10銘柄の比率を足すと21.8%になります。
500社で構成する指数ですがたった10社で5分1以上を占めています。

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eMAXIS Slim先進国株式

対象インデックスはMSCIコクサイインデックスです。
地域別構成比率は図のとおりアメリカが68.7%で、次がイギリスが6%となっていて先進国が22か国で構成されています。
組入上位銘柄については9位のネスレはスイスで、他はアメリカの銘柄ですね。
国の構成比を見ればアメリカが7割近くを占めているので組入れ上位銘柄もほとんどアメリカになります。

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(目論見書引用)

eMAXIS Slim全世界株式

対象インデックスはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。
地域別構成比率は図のとおりアメリカが55.8%で、次は日本が7.3%となっていて
先進国が23か国、新興国が26か国で構成されています。
組入れ上位銘柄は先進国株式と同じですが比率に若干差異があります。

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(目論見書引用)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

対象インデックスはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスで日本は含んでいません。
地域別構成比率は図のとおりアメリカが60.2%で、次はイギリスが5.2%となっていて先進国が22か国、新興国が26か国で構成されています。
組入れ上位銘柄はこれも先進国株式と同じですが比率に若干差異があります。

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(目論見書引用)

まとめ

米国株式以外の指数は多くの国の株式からなる指数ですが、どれもアメリカの企業が占める割合が高いことがわかります。
ということは、アメリカの比率の高い指数ほど、アメリカの経済成長の影響を受けるということになります。

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 どのファンドを選ぶ?

私が思うにこの4つのファンドが候補に上がってきてる方は、大体の方がアメリカ経済の強さや今後も伸びていくだろうと期待しているからではないでしょうか。
今もうはじまりだした5G、これがもたらす経済効果やすでに6Gの話もでてきています。
こういった好材料がある中で、途中で暴落は挟むかもしれないけど長期的にはまだまだアメリカが強い時代が続くと考えるのであれば、米国株式に投資するのが資金効率が一番良い結果をだすでしょう。

とはいえ、アメリカ一択だと暴落の反動が怖いなと感じるのであれば、先進国株式のほうが米国株式よりはマイルドな下落になると思います。

数ある投資対象の中からインデックス投資が候補に上がるということは、下落のリスクに敏感で分散投資が重要であることをみなさんは理解されていると思います。
なので、資金効率よりは極力下落のインパクトを和らげたいと考えるのであれば全世界株式を選ぶのが良いのではないでしょうか。
もしすでに日本の株式を持っているあるいは日本の個別株を検討しているのであれば全世界株式除く日本を選ぶ、こんなかんじで良いと思います。

 <補足>

ちゃんと分散しようとすれば株式と別の動きをする債権や金とかも考えるべきでしょうけど、今回は4つのファンドの中での比較ということにしておきます。

私はこう考える

パフォーマンスのグラフを見るとやはりアメリカの比率が高いほどパフォーマンスが良くなっています。
どのファンドもアメリカの比重が高いので基本的にはSP500に連動する動きをとるようになります。
全世界株式には新興国を含んでますが当然進出している米国企業やそのステークホルダーがいるわけですからパフォーマンスは連動しますよね。

私見になりますが個別株はもたずにインデックスファンドでポートフォリオを作ろうとしたとき、今回のこの4つで迷うなら素直に一番パフォーマンスのいい米国株式で良いと考えています。
現段階では今後もSP500のパフォーマンスが一番良いと考えていますし、少しでも資金効率をよくするためにわたしは米国株式に投資をしています。

ほか3つのファンドより下落の幅が大きくなる場合もあることを覚悟の上で選んでいます。

今回はeMAXIS Slimシリーズで迷った時の選び方についてまとめましたが参考となる部分があれば嬉しく思います。

今回の記事はYoutubeで動画にしています。

音声が良い人はぜひご視聴おねがいします!

それでは良き投資ライフを。